A：恥ずかしいですけど、まったく自分は何がすきなのか、どんな勉強が得意なのか、そういったこともぜんぜんわからずに、すでに3年生の後半になってしまったという感じでした。自分が何か好きなのかということはわからなかったら、もちろんどんな会社を入りたいということもわからないままでした。でも、三年生の時に、今内定をもらった会社の最終面接に行ったときに、実際会社に、じゃ、うちに入ってどんな仕事をやりたいですかといろいろ聞かれたときに、自分が本当にわからないんだなという風に気づいた。それで、M1までの一年半の時間の間に、自分がどんな人間なのか、自分がどんなことが好きなのか、どんな才能を持ってるのか、何をやればたぶん人に負けないとか、いろんなことについて、じっくりと考えました。その結果は、M1で就職するときに、経営戦略とマーケティングに興味があるので、企業のマーケティングという仕事か、経営コンサルティングか、あるいは企業の経営戦略のような仕事に絞って、就職活動をやりました。
Q：ソボダさんの場合は、外資系を受けるには、いつ頃から就活をはじめましたか？
A：私の場合は、やや遅めで、遅めと言ったら、みんなびっくりするかもしれないけど、M1の10月なんです。本当は外資系を志望している方には、お勧めするのは、M1の5月頃から動き出したほうがいいと思います。なぜなら、六月から、多くの会社は―たとえば、投資銀行なり、コンサルティングなり―夏のインターンシップのプログラムがあるので、それに応募するためには、5月頃から準備しないといけません。エントリーシートも書かないといけないし。そして、10月からはもう本採用のプロセスです。外資系には、幾つかのハードルがあります。たとえば、プロセスとして筆記試験、グループディスカッション、面接、インターンシップという流れとなりますが、それぞれのステージにおいては、留学生にとっては大きな困難に立ち向かうことになるから、それを乗り越えるためには、早めに準備したほうがいいと思います。
Q：それでは、準備するときに、どういったことをすればいいのかについて教えていただけませんか？
A：準備する内容を言う前に、まず言いたいのは、私が「この5月から準備して」ということは、本当に自分の後輩に全部言いまわしています。でも、本当にそれを実行する人はわずかです。やっぱり一回経験しないと、本当にその頃から準備しないといけないということがわからないですから。みんなさんのためですので、たとえウソだと思っても、ぜひ5月から一回やってみてください。それでは、一つ一つ言いましょう。まずは筆記試験。筆記試験については、業界によって、異なるタイプの筆記試験が採用されます。それについて、筆記試験完全マニュアル、そういう本があります。それを参考して、まず練習問題をやることが必要です。留学生は特にそういう訓練がされていないから、準備していない人はほとんど通らないぐらいむずかしい試験も多いです。次はグループディスカッションです。コンサルの場合だと、ケースというものがあります。そういうのはやはり1人でやっても、なかなか上達しないから、周りに同じ就活をやっている学生と一緒に、特に日本人の学生と一緒にやったほうがいいと思います。最後は面接になります。必ず受かるというレベルまで行きたければ、前日の一夜付けではなく、今まで自分の過去、今の状態や将来どういうことをやりたいのかなど、全部ちゃんと考えることから、そして、それをどのように相手にうまく伝えるまで工夫しなければいけないです。
Q：留学生の就活生のみんなさんにアドバイス、あるいはコメントの一言を！
A：人生に何回か勝負する時期があると思いますが、勝負ごとに、人生が変わっていく。就職もまさにそういう大事な時期です。もしかして、今までの大学入試などと比べてさらに大事な時期なのかもしれないです。だから、そういう人生の大事な時期に、ぜひ全力で頑張って、自分が悔いがないように高いレベルの目標からスタートしてほしい。「どうせ帰国するから」、「どうせ絶対仕事は見つかるだろう」という適当な考え方を捨てて、「人生はこの一回だけ頑張ったよ」という勢いで、頑張ってほしいなと思います。
※ソボダさんのお薦めの本：「絶対内定」
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※インタビューの中、ほかにもいろいろ役に立つことがありますので、もっと知りたい人は、録音を聞いてみてください。（ファイルが大きいため、ロードするには少し時間がかかります。プレーボタンを押したら、しばらくお待ちください。）
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